【教え方】学習における子どもの特徴

この記事では、
子ども学習上での特徴について知ることができるよ。

特徴を知っておこう

この記事では、学習における子どもの特徴をお伝えしていきます。

特徴を押さえることは重要なことだと考えています。


というのも、子どもに勉強や何かを教える場面では、
様々な感情や思いが沸き起こることがあります。

大人同士の伝え方では伝わらなかったり、
分からないことにもどかしさを感じてしまったり、
教えている自分自身に力がないのではないか?

などなど…


このような感情は、
子どもの特徴を理解することで、
上手に付き合うことが出来るようになります。

「あ、こういうことだったんだ。」

こんな風に思えるようになれば、
冷静な気持ちで生徒と向き合うことが可能になります。

さっと目を通す程度でも構いませんので、
生徒さんの指導に役立ててみてください。

学習における子どもの特徴

まずは一般的な傾向として、
見えやすい特徴をお伝えしていきます。

ザックリと押さえてみましょう。

1.目に見えない物事は理解しずらい(抽象的なこと)
2.自分の経験していないことは想像しずらい
3.一度理解したことでも、忘れる
4.単調なことは飽きやすい
5.感情が伝わりやすい

いかがでしょうか?

もしかしたら、何となく理解できる点もいくつかあったかと思います。

もちろん全ての生徒に当てはまるとは限りません。
生徒一人ひとりによって見えてくる特徴は様々。

逆に、全て当てはまらず学習がスムーズな子も中にはいるでしょう。


ここで推奨することは、
こういう傾向があるということを
とりあえず頭にインプットしていただく
ことです。

覚えておけば、この特徴が見えた時の対応を変えることができます。

まずは今回の5つを押さえていただき、
さらに接する生徒さんに強く見える特徴はあるか
見極めてみるのもよいでしょう。

1.目に見えない物事は理解しずらい(抽象的なこと)

子ども、特に低学年ぐらいの子は
論理的に考える力がまだまだ未熟な部分が大きいことを
心に留めておきましょう。

例えば、「□ + 6 = 9。□に入る数字は?」と
言葉や文字で問題を出しても、
なかなかピンと答えが出にくいです。


この例を解決する場合に有効的な対策は、視覚化することです。

例えば、おはじきや囲碁のコマなど、
目に見えて個数が数えられる実物で動かしながら
一緒に考えていきます。

ちなみに、わかりやすい説明がありましたので載せておきます。↓


キッズの際もこのやり方は、有効的だと考えます。

鉛筆や紙、もしくは一時的に
生徒の端末を借りるなど方法は何でもOKです。

言葉より目で見せた方が納得しやすくなると思います。
積極的に視覚化を取り入れてみてください。

2.自分の経験していないことは想像しずらい

多くの大人の場合、経験したことのないことでも、
「あー、今この人が言ってることってこんな感じかなー。」と、
今までの知識から想像を膨らませながら他人の話を聞くことができます。

しかし、子どもの場合は、
想像をする際に、自分の経験から考えることが多いです。

そのため経験のないことから想像したり考えることは、大人に比べ難しい傾向があります。
これは勉強でも同じことです。

『学校と同じ教え方をしても、全く伝わらない子の場合、自分ごと化できてない可能性が高いです。
 子どもは、自分の経験から想像できないことは、考えられません。(小中学生の子育てナビより)』

これは、リサーチしている段階で見つけた
分かりやすいなーと感じた表現です。


毎年多くの、子供向けの体験イベントや、体験教室など
こういったイベントも、"自分ごと化"している1つの具体例とも言えます。

子どもが実際に体験を通して、経験を積むことで、
そのモノの理解を深めるのに大きく役立っているということなのでしょう。

3.一度理解したことでも、忘れる

子どもは、1度理解したことでも忘れやすい傾向があります。

そのため、「あれ、前にも説明したのに…」と
もどかしい気持ちになることがあるかもしれませんが、
「子どもは忘れるものだ」と気持ちを大きく持つように心がけるようにしてみましょう。

4.単調なことは飽きやすい

子どもは単調な事に飽きやすいです。

簡単にいえばつまらないと感じるものです。
単調なことは、感情がなかなか動きずらいですよね。

大人であっても、興味のない話をされたら
アクビが出てしまった経験が1度はあるかもしれません。

そのため、メリハリが大切なポイントになってきます。

もしくは「コレから面白いこと説明するよ?」
「聞き逃したらもったいないよー?」
といったような言葉のメリハリも1つの手段といえます。

5.感情が伝わりやすい

子どもは、感情に敏感です。

一緒にいる大人が、本気で喜んだり、楽しんだり、
イライラしたり、面倒くさがっていることなど、
色んな感情が知らぬ間に伝わっていることがあります。

とくに勉強を教える際、
「なんで出来ないの?」というような、
感情的に出来ないことを叱ることは良い結果を生みません。

逆に心から褒めることは、プラスの結果に繋げやすいです。




以上、大きく5つの特徴をご紹介しました。
指導の際にぜひ役立ててみてください。