【教え方】講師の心掛け

2020年8月14日

この記事では、
講師の心掛けについて」を知ることができるよ。

大きくは4つ

ここでは講師が心掛けた方が良いことについてお伝えしていきます。

社会人としての経験を持つ、あるいは
持ち始めた講師の皆さんに言葉遣いや立ち振る舞いなどの
社会人としてのマナーに関する点をあえてお伝えすることは割愛します。

割愛はしますが、
生徒さんだけでなく親御さんとも接する機会も訪れます。
その点について、心に留めつつキッズに臨むようにしましょう。


それでは本題、キッズ講師の心掛けについてです。
大きく4つのことを意識してみましょう。

1.教えるメインではなく、ヒントメイン。
2.イライラしない。
3.進捗に焦らない。

4.大げさなぐらい勉強を盛り上げる。

教えるメインではなく、ヒントメイン。

理解について」でも少し触れた部分ですが、
子どもは、教えられた経験よりも
自分自身で気づいた経験の方が身に付きやすい
です。

たとえば、普段の生活や仕事中、またはクイズ番組など
「あ!」とアイデアが閃いたり、答えがわかったりなど
そんな経験をしたことがある方もいらっしゃると思います。

この瞬間、脳は何とも言えない快感と感動を覚えています。

このような"閃きの感動"は、
誰かに一方的に教えられる、答えを言われるだけでは、
なかなか得ることができません。

この現象は子どもが学習する際も同じです。

自ら気づくことによって、喜びと快感を得る。

この状態にもっていくために、
なるべくヒントをたくさん出しながら
生徒を導き、あるいは一緒に考えながら進めていく。

そんなイメージで接してみてください。

イライラしない。

なかなか答えが導き出せないとき、
もどかしい気持ちになることがあると思います。

しかし、もどかしさやイライラした感情は
無自覚に態度や言葉に出てしまったり、
極端な話、生徒に感情が伝わり、
やる気低下につながる恐れがあります。

例えば、なかなか生徒に伝わらず、
「何でわからないの?」「何で出来ないの?」と、
理解が遅いことを叱ったり責めたりしてしまうことは最も最悪な展開です。


そのような事態にならないよう、
スタート前のうちに気持ちをセットするようにしましょう。

「思い通りに進まないものだ」
「無理に進めないようにしよう」
「沸点が上がりそうになったら〇〇を見て落ち着こう」


なんて、呪文を唱えるといいかもしれません…。(笑

進捗に焦らない。

「テキスト」、「問題集」、「課題」

こういった問題を解くということは、
必ず進捗が付いて回ります。

親御さんに報告することなどを考えると、
進捗に焦ることもあるかもしれません。


が!
進捗に焦って課題をガンガン進めることはおススメしません。


というのも、
ほとんど理解せずに進捗が進んでしまうと、
その先問題が進むにつれ、講師も生徒も辛くなります。

分からないまま進むということは、
生徒がしなくても済んだ質問をするということになり、
結果、講師の複数サポートの質低下に繋がってしまう恐れがあります。

全く気にしなくていいというわけではありませんが、
進捗よりも気づいてもらうことに重きを置いて
サポート
を行うようにしてみましょう。

ちなみに、
「全く気にしなくていいというわけではない」
という部分には、理由があります。

大きな理由の1つは、生徒のモチベーション低下です。
進まないことで生徒がやる気を落とすことがあります。

この場合の対応方法の1つが、ヒントのレベル下げるということです。
言い換えるなら、答えの出やすいヒントをだすということです。

こういった方法を使う場面もあると思いますので
覚えておいて損はないかと思います。

大げさなぐらい勉強を盛り上げる。

キッズ教室実施中は、
日常の業務でお疲れかもしれませんが…
がんばって勉強を盛り上げていきましょう。

子どもの特徴でもお伝えしましたが、
メリハリのない単調な勉強は、
子どもが飽きてしまいます。

そうならないためにも、勉強を盛り上げ、
生徒のモチベーションを保たせることも
講師の大切な役割の1つです。